法福寺は、大同元年(西暦806年)に建立された歴史あるお寺でございます。場所は清流黒部川の右岸、黒部平野を見下ろす明日地区の一番奥に位置します。
境内には、七間四面の観音堂、庫裏、鐘撞堂、弁天池、明日大桜(県指定天然記念物)があります。この一画に納骨堂、収骨堂が設けられています。
富山県では、ほとんどの家庭がお墓を持っております。しかし近年、核家族少子高齢化、過疎化のためにお墓の維持管理が難しくなったり、無縁墓の心配をされる方が増えてきています。また、お墓を新しく購入するにも高価であったり、子供に維持管理等の負担をかけたくないと考える方もございます。
当寺は、このような心配ごとを解消するひとつの手段として納骨堂、収骨堂の建立を思い立ちました。この納骨堂、収骨堂は、いろんな方にご利用頂きたく、特に宗派を問いません。また、利用するにあたり当寺の檀家になっていただく必要もございません。御堂は独立した建物ですので、気軽にお参り頂けます。(春秋彼岸、御盆、観音祭、納骨堂法要以外は、普段は管理上閉じています。納骨お参りの際はご連絡下さいませ。また、12月から春彼岸の間は、雪のため基本的には開けることはしません)
お墓のように草刈り、掃除の心配する必要もありません。御堂の前まで車で来ることもできます。供養につきましては、毎日のお勤めの外に年に一度、納骨堂の法要を厳修いたします。
時代の変化と共に生活様式が多様化しておりますが、当寺といたしましては変わらない仏様の御教えのもと皆様のご多幸を日々祈念しており、少しでも多くの方々のお役にたてれば幸いと思い、精進してまいります。
合 掌